平成28年12月14日
愛知県立 成章高校
租税教室の講師をするようになって、今年で十年目になりました。小学校三年間、高等学校七年間担当しました。愛知県立成章高等学校商業科の租税教室を担当させて頂くのは今年で四回目になります。
例年、生徒の皆さんに租税教室「事前アンケート」として、①知っている税金の種類はなんですか。②税金は何に使われているのでしょうか。③あなたは税金を払いたいですか。④税金に対する疑問を書いてください。⑤税理士の仕事は何ですかの五つの質問について回答を頂きます。
講義の開始時には、まず生徒の皆さんからのアンケート集計結果報告から始まり、興味を持ってもらったうえで講義を開始するようにしています。
前半は日税連作成の商業高等学校向けパワーポイントを使っての講義です。日税連の作成したパワーポイントは、やや難しいところもありますが、講師としては説明がしやすく出来上がっています。成章高等学校出身のプロ野球選手がいるため、プロ野球選手の年俸等を話題にしながら、税金はどのようにかかるのかといった話をしたり、消費税はなぜ8%なのかといった話をしたりして、わが国の財政についても理解を深めて頂けたと思います。
後半は、パワーポイントでクイズを作成し、問題を出しながら税金について理解してもらえるように工夫しました。先生から座席表を頂き、順番に回答を求めながら進めたので、生徒の皆さん全員が集中して参加することが出来ました。
最後に税理士の仕事について説明し、税金や税理士について少しは理解してもらえたのではないかと思っています。
租税教室を終えてから生徒たち一人一人からお礼の手紙を頂きました。その中で、税金の大切さや、税金が身近なものであることを知ってもらえたことが講師を受けて一番の喜びになりました。
社会に旅立つ前に税金とは何かを理解しておくことは大変重要なことであり、我々税理士が、社会貢献活動の一つとして、租税教室を開催することは、大変有意義なことであることを再認識しました。