令和6年11月15日

愛知県立豊橋南高等学校

講師:中山 義崇 会員

令和6年度の租税教室で、豊橋南高校へ行ってまいりました。

高校生に授業を行うのが初めてだったこと、また、今まで経験した授業とは異なりグループワーク形式だったため、授業を行うのが楽しみでした。

当日は、40人近い生徒さんの前で授業をさせていただきました。グループワークの議題が「消費税の逆進性の解消方法の考察」であり、ある程度、税に関する知識が必要になるため、授業が成り立つか不安でした。しかし、生徒さんは、事前に予習(教科書にも載っている)を行っていたため、インターネット(タブレット端末)を活用し、グループワークから発表まで、しっかりと授業を進めていただけました。

議題に対して生徒さんから出た意見としては、「消費税に累進課税制度を導入する」や、「給付き税額控除を導入する」など、税に関する知識が活かされたものでした。また、「そもそも消費税を無くす」や、「生活保護費を増やす」など、今回のクラスでは、低所得者に配慮した意見が多く見受けられました。

私は、今までサポート係として、何度かグループワーク形式の授業に参加させていただきました。講師側としては、クラスごとに意見が分かれることが、グループワーク形式の面白さだと思います。ただし、議題に対する回答を、講師側から言い切ることが難しいため、模範回答(方針)があるとうれしいです。

今回は、高校生の前で授業をさせていただく貴重な経験をすることができ、租税教育に参加してよかったと思いました。