令和4年8月26日
豊橋歯科衛生専門学校
令和4年8月26日、豊橋市歯科衛生士専門学校の3年生43名の方に大人のための租税教室と題して、日本税理士会連合会の資料をベースにお話をさせていただきました。
この学校からはじめて租税教室のオファーがきたことから、租税教室の目的からはいることにしました。この目的とは、就活について、税金の使われ方、集めるためにはどうしたらいいか、税金からみた民主主義という4つの題目をもとに説明をしていきました。
参加者のほとんどの方が来年4月からの就職に向けて、求人申し込み書の見方、求人票の特徴の見方や給料、歯科医師会国保の適用を受けることができるのか否か、給料の総支給額、健康保険や厚生年金、雇用保険料、それに伴う源泉所得税を差し引くとどのくらいの手取りになるのかを感じてもらいました。そして、集めた税金の使い道について、教育、ごみ収集、医療福祉、年金、警察、消防、防衛などにどれくらいのお金が費やされているのかを見ていきました。また、税金を集めるためにはどうしたらいいか、これについては“公平”というキーワードのもと、同じ金額、同じ割合で集めるようにする方法だったり、多く稼いでいる人からはより多くの税金を集めたりする方法だったりと考えていただく場を設けさせていただきました。
最後に国民主権という観点から話をしました。自分たちが選挙で選んだ議員が自分たちの法律を定めてこれに従って私たちは納税をしているわけであるから、その代表を選ぶことも慎重にいく必要があることをお伝えして締めくくりをさせていただきました。未来のある多くの若者に租税教室を通じて、社会のしくみの一部でもご教示できたのではないかと思いました。
今年も租税教室を受け持つことができて、身が引き締まる思いがしました。