令和4年1月14日
田原市立赤羽根中学校
愛知県立成章高校総合ビジネス科3年生の生徒さん39名を対象に租税教室を行ってきました。成章高等学校での租税教室は今回で2回目となり、前回実施時に使用した税理士会の高校生向け参加体験型テキストをベースに、商業高校向けのパワーポイントと簡単な所得税還付申告書作成実務などの内容を独自にアレンジし、内容盛りだくさんの講義をさせていただきました。
ちょうど、日本大学の田中前理事長の脱税に関するニュースが話題になっていた時期でもあり、当該ニュースを参考にさせていただきましたが、所得と公平な税の分配を考える講義にはとてもよい題材となりました。
また、1億円サンプルのジュラルミンケースをぱっと開けた瞬間に生徒さんが、わーっと驚く様子は、講師としては最高に楽しく講義をする醍醐味となっています。次回の機会があれば、もう少し微妙な溜めをおいて、もっと上手に、さらに驚かしてやろうと秘かに企んでいます。
進学、就職を控えた商業科3年生が対象であったこともあり、税理士の仕事や仕事を通じての体験談を交えながら単調な授業にならないように留意しました。
これから将来の職業を決めていく大事な時期に、税制や税理士という職業に関心をもっていただける機会となりましたら幸いに思います。
2コマ続きの講義でしたが、あっという間に時間が過ぎてしまいました。忙しい毎日の中で、租税教室の準備に時間を割くことが大変でしたが、普段あまり接することのない高校生とコミュニケーションを図ることができたことなど、自分にとって貴重な経験となりました。このような機会をいただけたことに感謝を申し上げます。ありがとうございました。