令和3年11月30日
豊橋市立家政婦高等専修学校
税理士による専門学校生のための租税教室を令和3年11月30日に開催しました。
家政専門学校の3年生を対象に2コマ90分間の講義でした。この学校は女性ばかりでしかも就職を目前とした方が多いと聞いていましたので、税務署や税理士の役割や税金の基礎について話をしました。平成生まれの生徒たちなので、身近な税金と言えば消費税であるようでした。
今後、社会人になることを前提に、給与をもらった時の給料明細の見方を説明し、20万円の給料であっても健康保険や厚生年金、所得税などが控除された後の支給額は16万7000円くらいになることを伝えました。そして、なぜ税金を支払うのか、どのようにして所得税などが決められているか、について解説しました。
公平性を保つために所得が多い人が税金を多く支払う応能負担になっていることなど、社会に出る前に知っておいた方がいいことを中心に話をさせていただきました。
私自身専門学校へ行っての租税教室はこれまで経験がありませんでしたので、緊張をしましたが、生徒たちが税金について少しでも学びの場を設けてもらうことは大切なことであると実感しました。