令和3年2月22日
蒲郡市立三谷小学校
当初7月の開催予定が新型コロナの影響で延期となり、ようやく第2波が落ち着き11月での日程が決まりましたが、直前に県の警戒レベルが上がり再び延期となりました。年も変わり、いよいよ卒業式が近づいてきた2月に再度日程調整をし、2月22日と決めたのですが、まだまだ緊急事態宣言が解除されていない状況でヤキモキしたのですが、学校側からの英断がありました。愛知県の緊急事態宣言は2月末までのようですが、当市ではかなり落ち着いた状況でありますし、児童たちへのこの機会を失うことは避けたいので宣言中でも対策を万全にし、実施を確定し「やりましょう!」と明言されたのです。
そもそも今回の開催は学校側との直接の依頼に基づくものであり、昨年の授業内容からの再度の依頼を頂きました。この2月が延期されたらもう今年度開催は難しくなるので、自分としても学校側の決断に応えたいと念入りに講義内容を練り直しました。例えば、1億円のレプリカを使うと密を招きかねないため、模擬紙幣の使用は諦めましたし、児童たちにはグループ協議の機会を増やして疎外感を無くし、参加意識を高めるようにしました。児童たちからの発言も多くあり、興味深く税の勉強ができたと思います。
当初は学校側との打ち合わせで、2コマの授業時間を頂く予定で進めていましたが、度重なる延期で時間の確保が難しくなり結局1コマでの授業となりました。「税金の使われ方」は既に授業の中でやってあるとの情報を得ていたので、「公平な集め方」の4種類の説明をメインに時間を割きました。さらに「法人税」「所得税」「相続税」「消費税」の仕組みにも触れることができ、税への理解ができたものと思います。
アンケートを見ますと、一番声が多かったのは「効果音」は楽しかったと。これは以前の日税連のパワーポイントのテキストでは、『ピッピッ』『ドォーン』とかの効果音が入っていたのですが、数年前から音無しになっております。自分は日税連のテキストに以前のような音を自前で盛り込んで使っているわけですが、それが児童たちにはとても好評なのです。毎回のアンケートで一番多い感想が音についてです。児童たちは次はどんな音が出てくるのか、とても興味を持って画面を見てくれるのです。小学生の児童たち向けテキストでは音は必須と思っています。音入りのテキストが欲しい方は言ってください。お分けします。
今回の教室で32回目となりました。来年度はどこの学校に行くのか、私の租税教室はまだまだ続きます。